井穴刺絡研究会　掲示板

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ケンコロさん、こんにちは。

　治療とご自身でのメンテナンスは、これでＯＫですね。

　さて、どんなことが原因となってめまいが始まったのでしょう？
　飲んでいる薬、お腹の注射との関係はあるのでしょうか？
　めまいが始まる頃はどんな生活だったのか？めまいが起こる原因となるような事件や事故などイベントがありましたか？

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稲舛先生いつもお世話になっております。ご指導のお陰で治療に自信がついてきました。めまいが刺絡で治った後の処置についてお伺いします。

両Ｈ5、Ｆ5，「９０滴」を自分で使い捨てのテルモ１．６ミリで刺絡を１週間続けてくださいと指導しました。この処置は間違っていますか。

下記に治療内容を述べます。
患者さん：５０代後半、女性、スポーツインストラクター

主訴：めまい、首、両肩コリと痛み、左片頭痛

現病歴：１年前に２年間めまいで休職しその後職場に復帰。今回は約３週間前よりめまいが出てきて上記の症状が出ますとの事。

私はそのような経験がなく肩こりが先に出てその後めまい、片頭痛が出るのではないのかと考えました。体格はよく、仕事柄いろいろ体を動かします。
治療内容：目の疲れ、まれに心臓の疲れからも肩こりは起こります
①Ｈ3刺絡⇒変わらず
②両目の周り効くところだけ円皮鍼残す。そして玉沈刺絡⇒変わらず
③両Ｆ2，6刺絡⇒変わらず
④治療方針を変え副交感神経を抑えるＨ5、Ｆ5、刺絡にしました。
５鑑別診断するため左Ｆ５から刺絡⇒右肩こり改善、右Ｆ5，左Ｈ5，右　　　Ｈ５次に片頭痛左胆経を担当する部位に頭部刺絡すべて改善しました。
只後から判明しましたが今も薬を飲み３か月ごとに腕とおなかに注射をしています。

症状が酷いことから「副交感優位の体質」また週１回しか来院できないので自分でℍ5，Ｆ5を９０滴刺絡するように指導しました。よろしくお願いします。

４０歳代、女性。右眼の視力が無く、左眼で見ています。左目の視力も落ちているので、なんとかならないかと、治療です。

　視力の回復も考えながら、患者さんが楽になるように治療をすることにしました。
　眼の治療でＦ２Ｆ６Ｆ５Ｆ４井穴刺絡をしました。
　視力の回復は、一回では難しいと考えてました…少しなんだか良いような感じだそうです。

　片眼視なので、眼精疲労の治療も考え、コメカミの圧痛点から刺絡をすると、肩から頭の重たさが取れた！？
　患者さんは感じてはいなかったのですが、肩コリと頭重感を持っていたようです。
　後頭部の玉枕の刺絡をすると、さらに、肩と頭はスッキリして楽になったと喜ばれました。

　せいけつ刺絡をやっていると、パッと視力の回復があることも珍しくありませんが、付随する眼精疲労や肩こり、頭重感などの改善もすれば、患者さんは良くなった体感を得られると思います。

２週間ほど前にレーシングカートに乗って衝突、左脚が外に出ていたためにぶつかった時に強く開脚されて救急車で運ばれました４０歳代の男性です。

　現在は、歩けるものの身体を回転させる（廊下の角を曲がる）時に痛みが出ます。
　階段は、太ももの後側（ハムストリング）に激痛が走るのでまったくできません。
　階段を登るときは、横向きに片足ずつ登れるかな？痛い！です。

　左の太ももの内側の筋肉が硬く腫れています。
　もう、全体に痛みが激しく、圧痛を探すことはできない状態です。
　ぶつかった時は、歩行はもちろんできませんし、四つ這いになっても動けない状態でした。

　動診では、歩行で直進も慎重に、時々痛みが出ながらです。
　脚、股関節の動きを見ることは危険なのでできません。
　ベッドに上がるのも踏み台に右足から上がってからで、左脚を踏み台に乗せる、少し体重をかける→激痛！！！

　内股の筋肉・経絡を考えてＦ１Ｆ２Ｆ３せいけつ刺絡をすると内股の筋肉の腫れが取れました。
　歩行の動きも楽になって、身体の回転もほとんど痛みが出なくなっています。
　座ると圧迫されるハムストリングの痛み、踏み台に足を乗せても同位置に激痛です。

　膀胱経なのでＦ４せいけつ刺絡をすると楽になったので、合計２００回程度の刺絡をしました。
　踏み台に足を乗せても痛みが出なかったので、両手でベッドを支えて体重をかけると、なんだか登れそうです。
　内股、ハムストリングの痛みが緩和すると膝の前側の痛みを感じるようになったのでＦ６井穴刺絡をしました。
　膝の前側の痛みが軽くなるとまたハムの痛みが出ています。

　膀胱経上の圧痛、左カカトの外側に圧痛があるのでパイオネックス0.6を貼って、右の同位置に５番針でシーソー法即刺即抜を３回しました。
　まだ、少し内股側に痛みがあるので、腎経上カカトの内側の圧痛点にパイオネックス0.6、右の同位置に５番針でシーソー法３回です。
　ほぼ痛みは解消したのですが、まだ、踏み台に上る（階段の登りの動き）で若干の痛みがあります、もう一度左カカトの圧痛点のパイオネックスを外して、最大圧痛点に貼りなおして、右同位置にシーソー法をすると、ほとんど、歩行、回転、踏み台での痛みが無くなりました。

　患者さんは、部屋をグルグル歩き、低めの階段を登って「あー、登れる、痛くない！」です。
　しばらくは、手すりを持って慎重に、と、注意をして終了しました。