治療前に診察、診断をすることは必須で、患者さんのことをわからないままに治療することはありません。
治療は、診断→治療→評価
診断と評価には、動診をして治療者と患者さんが共感できなければならないと思います。
いろんな診断法がある中、最も患者さんが理解できるのが、動いた時の痛みや動きづらさ、違和感、可動域が治療によって改善することです。
治療者が「どーです、治ったでしょう」と言っても、納得できないこともあります。
何かしらの変化があれば、患者さんの表情が変わりますし、言葉にもなります、それが良くなっても悪くなってもです。
忙しいなかで、治療の準備をしながらでもできるのが、首の動診と腰の動診です。
①首の動診では、肩こりや筋肉痛、むち打ち症などもわかりますが、内臓の不調が首に現れることは多いのです。
心臓、肝臓、すい臓、肺などの内臓から、盲腸や帝王切開など腹部手術、肺や心臓など胸部の手術の後遺症なども首に現れます。
首は、“この問題のネックは!?”と言われるように、様々なトラブルが表面化するエリアです。
②腰の動診では、腰痛では必ず行いますが、井穴刺絡で自律神経→内臓の治療をするときには必ず行います。
腰の痛みは若い人では筋肉痛、運動器疾患も考えられますが、30歳以降の患者さんでは内臓が原因の腰痛が多いのです。
腰をもんでもたたいても、鍼を何本刺してもあまり改善がない?(触ったための良くなった感じはあるけど)、それは、内臓の不調が腰に出ているからです。
首と腰の動診をやっても数分で終わります。
導き出された井穴を刺絡して、結果を評価するために、再度、動診を行います。
運動器疾患と思ってやった治療で効果がそれほどでない、それは、各内臓の自律神経の異常興奮症状かもしれません。
これからのシーズン、暴飲暴食で肝臓や膵臓、胃腸、腎臓の交感神経の異常興奮=炎症で痛みが出てたり、疲れが取れい、体がだるい患者さんが増えてきます。
首と腰の動診だけでもやってみてください。
もちろん、肩が痛い、肘が痛い、膝が痛いなどでは、その部の動診も、です。
治療は、診断→治療→評価
診断と評価には、動診をして治療者と患者さんが共感できなければならないと思います。
いろんな診断法がある中、最も患者さんが理解できるのが、動いた時の痛みや動きづらさ、違和感、可動域が治療によって改善することです。
治療者が「どーです、治ったでしょう」と言っても、納得できないこともあります。
何かしらの変化があれば、患者さんの表情が変わりますし、言葉にもなります、それが良くなっても悪くなってもです。
忙しいなかで、治療の準備をしながらでもできるのが、首の動診と腰の動診です。
①首の動診では、肩こりや筋肉痛、むち打ち症などもわかりますが、内臓の不調が首に現れることは多いのです。
心臓、肝臓、すい臓、肺などの内臓から、盲腸や帝王切開など腹部手術、肺や心臓など胸部の手術の後遺症なども首に現れます。
首は、“この問題のネックは!?”と言われるように、様々なトラブルが表面化するエリアです。
②腰の動診では、腰痛では必ず行いますが、井穴刺絡で自律神経→内臓の治療をするときには必ず行います。
腰の痛みは若い人では筋肉痛、運動器疾患も考えられますが、30歳以降の患者さんでは内臓が原因の腰痛が多いのです。
腰をもんでもたたいても、鍼を何本刺してもあまり改善がない?(触ったための良くなった感じはあるけど)、それは、内臓の不調が腰に出ているからです。
首と腰の動診をやっても数分で終わります。
導き出された井穴を刺絡して、結果を評価するために、再度、動診を行います。
運動器疾患と思ってやった治療で効果がそれほどでない、それは、各内臓の自律神経の異常興奮症状かもしれません。
これからのシーズン、暴飲暴食で肝臓や膵臓、胃腸、腎臓の交感神経の異常興奮=炎症で痛みが出てたり、疲れが取れい、体がだるい患者さんが増えてきます。
首と腰の動診だけでもやってみてください。
もちろん、肩が痛い、肘が痛い、膝が痛いなどでは、その部の動診も、です。
井穴刺絡実技講習会 一日コース 午前9時~18時
①井穴刺絡初級の講義
井穴刺絡の道具、刺絡の出血量と回数、治療効果の判定(動診、腹診)
井穴刺絡初級の実技…井穴からの出血の方法
井穴からの出血を簡単にする方法…足湯たんぽの使い方
②主訴と問診
患者さんの最も治してほしい症状
過去にあった病気や症状
手術歴、後遺症
薬の種類と検索
今までに効果があった治療法
③治療前の症状の確認(動診法、腹診法)
動診法の解説
首、肩、腰、膝、足首、肘、手首
動診チェックリストと選定された井穴への治療
治療後の症状の確認(再度の動診)
④腹診法の解説
膵臓、肝臓、胆のう、腎臓、膀胱、胃腸、婦人科の解説
実際に腹診をして痛みや硬さ、違和感を調べる
その痛みや違和感に相応する井穴の選定と治療
動診と合わせた治療効果の判定
⑤呼吸と心臓、肺
深呼吸での空気の入り方、胸の広がり、胸の重たさ、動悸、咳、のどのイガイガ
心臓の治療や肺の治療での治療効果の判定
⑥眼、眼精疲労の確認
検眼表…遠く、近く、揺らしての見え方の確認と眼の治療
肩コリ首コリと胃の痛み、動悸など交感神経症状の変化を診る
⑦痛み、圧痛点の治療 パイオネックスの使い方
効果の高い圧痛点の探し方
パイオネックスの貼り方
治療効果の判定
パイオネックスの外す時期
さらに効果を高める即刺即抜の針治療“シーソー法”
⑧井穴刺絡の練習
お互いに井穴刺絡、血の出し方を練習します。
動診法の練習(組になって、動診で問題があった所をチェックリストへ)
腹診法の練習(組になって、腹診で問題があった所をチェックリストへ)
⑨モデルを使った治療(2名)
参加者の中から、または、患者さんなど希望者を講師が問診から動診、腹診から
井穴刺絡の治療を行います。
治療中に質疑応答(疑問をその場で考える)
⑩全体の質疑応答、道具の紹介、入手法、消毒や滅菌
募集人数 4名
講習費 6,000円
事前の申し込みが必要です
申し込まれた方にディスポの採血針を20本お送りします。
ご自分や家族などに井穴刺絡の練習をやってください。
①井穴刺絡初級の講義
井穴刺絡の道具、刺絡の出血量と回数、治療効果の判定(動診、腹診)
井穴刺絡初級の実技…井穴からの出血の方法
井穴からの出血を簡単にする方法…足湯たんぽの使い方
②主訴と問診
患者さんの最も治してほしい症状
過去にあった病気や症状
手術歴、後遺症
薬の種類と検索
今までに効果があった治療法
③治療前の症状の確認(動診法、腹診法)
動診法の解説
首、肩、腰、膝、足首、肘、手首
動診チェックリストと選定された井穴への治療
治療後の症状の確認(再度の動診)
④腹診法の解説
膵臓、肝臓、胆のう、腎臓、膀胱、胃腸、婦人科の解説
実際に腹診をして痛みや硬さ、違和感を調べる
その痛みや違和感に相応する井穴の選定と治療
動診と合わせた治療効果の判定
⑤呼吸と心臓、肺
深呼吸での空気の入り方、胸の広がり、胸の重たさ、動悸、咳、のどのイガイガ
心臓の治療や肺の治療での治療効果の判定
⑥眼、眼精疲労の確認
検眼表…遠く、近く、揺らしての見え方の確認と眼の治療
肩コリ首コリと胃の痛み、動悸など交感神経症状の変化を診る
⑦痛み、圧痛点の治療 パイオネックスの使い方
効果の高い圧痛点の探し方
パイオネックスの貼り方
治療効果の判定
パイオネックスの外す時期
さらに効果を高める即刺即抜の針治療“シーソー法”
⑧井穴刺絡の練習
お互いに井穴刺絡、血の出し方を練習します。
動診法の練習(組になって、動診で問題があった所をチェックリストへ)
腹診法の練習(組になって、腹診で問題があった所をチェックリストへ)
⑨モデルを使った治療(2名)
参加者の中から、または、患者さんなど希望者を講師が問診から動診、腹診から
井穴刺絡の治療を行います。
治療中に質疑応答(疑問をその場で考える)
⑩全体の質疑応答、道具の紹介、入手法、消毒や滅菌
募集人数 4名
講習費 6,000円
事前の申し込みが必要です
申し込まれた方にディスポの採血針を20本お送りします。
ご自分や家族などに井穴刺絡の練習をやってください。
70歳代、女性。いつも、なんだか、ヒヤヒヤと心配しています。血圧が上がったので来院。
以前から気が小さくてなんか心配ばかり、子どもたちからも「よくもそんなに心配の種が見つかるね」と言われるほどです。
膵臓が悪いと薬を飲まれています。
深呼吸では空気は胸にしか入りません。
●患者さんの足がものすごく冷たい!今年一番かもしれません。
足湯たんぽで20分温めました。
その間に、手の井穴刺絡をやっています。
深呼吸後左右H3、左H2、左右H6井穴刺絡で呼吸が楽に、普通になっています。
左上腹部に痛みがあるので、膵臓の治療から左F6せいけつ刺絡をすると左上腹部②の圧痛が解消しています。
ミゾオチの痛みはまだあるので、胃の治療に左F1井穴刺絡をすると鎮痛しました。
仕上げに、百会の頭部刺絡をすると肩こりが取れ、気持ちもずいぶん落ち着いたようです。
治療前は、指が震えてましたが、治療後は震えはありませんでした。
以前から気が小さくてなんか心配ばかり、子どもたちからも「よくもそんなに心配の種が見つかるね」と言われるほどです。
膵臓が悪いと薬を飲まれています。
深呼吸では空気は胸にしか入りません。
●患者さんの足がものすごく冷たい!今年一番かもしれません。
足湯たんぽで20分温めました。
その間に、手の井穴刺絡をやっています。
深呼吸後左右H3、左H2、左右H6井穴刺絡で呼吸が楽に、普通になっています。
左上腹部に痛みがあるので、膵臓の治療から左F6せいけつ刺絡をすると左上腹部②の圧痛が解消しています。
ミゾオチの痛みはまだあるので、胃の治療に左F1井穴刺絡をすると鎮痛しました。
仕上げに、百会の頭部刺絡をすると肩こりが取れ、気持ちもずいぶん落ち着いたようです。
治療前は、指が震えてましたが、治療後は震えはありませんでした。
ケンコロさん、こんにちは。
潰瘍性大腸炎は、左F1F6と副交感神経を抑制する手足の薬指H5F5で良いですね。
治療は、毎日一週間やってください。
潰瘍部分は痛みが改善しても、傷がふさがるのはそれからですから、若い人でも一週間や10日はかかります。
60歳だともなると一か月を目安にされても良いくらいだと思います。
①一週間毎日、次の週は二日に一度、その次の週は三日に一度、その次の週は症状が出たら1度か2度
②一週間毎日治療、次の一週間は休み、次の一週間は毎日治療、次の週は休み、と、繰り返して一か月です。
潰瘍性大腸炎は、井穴刺絡で腸の働きを整えることと、菊芋で腸の発酵状態の改善、水分調整をすると良いと思います。
腸が敏感なので、一週間くらいは菊芋いぬりんを1粒飲んでお腹の調子を見ます。
良さそうだったら、一日2粒にする、と、慎重に増やします。
潰瘍性大腸炎の誘因は何だろう?
これも患者さんと探すのは重要です。
誘因をやり続けていると、何をやってもうまくいかないこともあります。
潰瘍性大腸炎は、左F1F6と副交感神経を抑制する手足の薬指H5F5で良いですね。
治療は、毎日一週間やってください。
潰瘍部分は痛みが改善しても、傷がふさがるのはそれからですから、若い人でも一週間や10日はかかります。
60歳だともなると一か月を目安にされても良いくらいだと思います。
①一週間毎日、次の週は二日に一度、その次の週は三日に一度、その次の週は症状が出たら1度か2度
②一週間毎日治療、次の一週間は休み、次の一週間は毎日治療、次の週は休み、と、繰り返して一か月です。
潰瘍性大腸炎は、井穴刺絡で腸の働きを整えることと、菊芋で腸の発酵状態の改善、水分調整をすると良いと思います。
腸が敏感なので、一週間くらいは菊芋いぬりんを1粒飲んでお腹の調子を見ます。
良さそうだったら、一日2粒にする、と、慎重に増やします。
潰瘍性大腸炎の誘因は何だろう?
これも患者さんと探すのは重要です。
誘因をやり続けていると、何をやってもうまくいかないこともあります。
稲舛先生いつもお世話になっております。電話相談です。60代女性、潰瘍性大腸炎と診断され苦しんでおります。
以前先生は潰瘍性大腸炎を治療した話をしていました。
●おなかの左が痛い⇒左F1、F6痛みが取れたら
●H5,F5そして治療は1回で終了としていましたが
今回の患者さんわからないことだらけで結論は出せませんが治療回数はどのように決めたらよいでしょうか。よろしくお願いします。
以前先生は潰瘍性大腸炎を治療した話をしていました。
●おなかの左が痛い⇒左F1、F6痛みが取れたら
●H5,F5そして治療は1回で終了としていましたが
今回の患者さんわからないことだらけで結論は出せませんが治療回数はどのように決めたらよいでしょうか。よろしくお願いします。