井穴刺絡研究会　掲示板

新春一発目のライブセミナーは「低血圧」副交感神経の異常興奮による血圧の低下です。
治療の実技、低血圧や脳貧血、副交感神経抑制の治療などもライブでやろうと考えています。
世の中は交感神経が悪者で、副交感神経は働きが強ければ強いほど健康になると間違った考えを持っている専門家もいて、本にもなっています。
なぜだか、高血圧は異常とされて、低血圧は…対応無しとも　なぜ？
血圧が高い人は元気でおおらかでポックリ逝けると、とても良い事ばかりなんですよね。
さらに、高血圧だと思っていたら、低血圧の症状（高血圧と似ている）で困っている患者さんまでいます。
こんな時治療するのが、少し血圧を上げる治療だったりします！？
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ケンコロさん、明けましておめでとうございます。

　７０歳の男性とのこと、手術前は頻尿が無かったんでしょうか？
　夜間の頻尿については、交感神経の興奮も、副交感神経の興奮でも起こることがあります。
　夜間通して２００ｍｌは、まーまーの量なので、寝る時に残尿があることも考えられますね。
　２時間ごとに起床はちょっと多いかもしれませんが、頻尿気味の男性だったら許容範囲無いかもしれません。
　高齢者の睡眠が６時間とすると３回起きることになりますが、最後の一回はそのまま起床する時刻になるのかもしれませんね。

　就寝時に身体に水分が多い状態＝脳梗塞や心筋梗塞の心配で水を飲んでから寝る人…これは、頻尿と梗塞のどちらを取るかとなりますが、夜中にトイレに起きても仕方がないかもしれません。
　寝る前に膀胱内の残尿量が多い患者んであれば、交感神経を抑制してＦ３Ｆ３Ｈ６百会などで、なるべく膀胱内にオシッコが無い状態にしてから寝るのが良いかもしれません。

　頻尿で、一回の尿量が少ないのは、膀胱が敏感となっているためなのでＨ５Ｆ５井穴刺絡、昼間の運動が足りないのかもしれませんね。
　７０歳、しっかり昼間に運動してもらっていると健康的に交換神経が働いて良いかもしれません。

　男性の７０歳ともなると、それなりにトイレの問題は出てきますので、トイレの近くの部屋で寝る、し瓶を近くに置くなどの対処も必要かもしれません。

稲舛先生、いつもお世話になっています。今年もよろしくお願いします。
電話相談です。７０代、男性、前立腺肥大の手術を１２月に受けています。
糖尿病も持病で持っていて現在は糖尿病の薬３種類服用しています。いろいろ改善はしていますが、就寝時の頻尿に苦しんでいて、約２時間ごとにトイレに起こされます。尿量は２００ｍｌです。
このような症状に井穴刺絡は応用できますか。よろしくお願いします。

年末はバイトが忙しく、忘年会も忙しく、遊びも忙しくサーフィンにも行って！帰ってきました。

　正月から冷たい福岡の海でサーフィン、その夜は親戚寄りで従兄弟たちと夜中までゲームやったら風邪です。
　さっきまで寝てましたが、もう、ある程度元気に、熱も３６度台に下がっています。

　ただ、咳が出る、呼吸が浅い感じがする。

　風邪ですので、深呼吸後に肺の治療Ｈ１せいけつ刺絡をすると「呼吸が楽になった」
　心臓の治療も、Ｈ３せいけつ刺絡しましたが、変化無し。
　風邪の原因は交感神経の異常興奮なのでＨ６せいけつ刺絡。
　のどのヒリヒリ感に正中線上の症状を取り、交感神経を抑制する百会の頭部刺絡。

　これで良くなるのだから、やっぱり若さは！

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年末の休みになって大掃除や正月の準備も少しやりながら、井穴刺絡の実技講習会や井穴刺絡初級の講習マニュアルを作っています。

　講習会の資料は、お話しする順番や要点を書いたものが数枚です。
　数枚で井穴刺絡の重要なところ、浅見先生が言われる“核心部分”を解説することができる、とてもシンプルでわかりやすいのが井穴刺絡療法です。

　この資料だけでは何をどう話をすれば良いのか？？？なので、資料を使ってどのように解説すれば良いのかマニュアルを作っています。
　これを見て誰かに井穴刺絡のことを説明すると、聞いた人もですが、お話しした方がとても良い学習となります。

　何かを学習したら誰かに話してフィードバックが大切です。
　自分のためにも、相手のためにも、忌憚のない意見の交換です。

フィードバック（feedback）とは、相手の考え方や実際の行動に対して指摘や評価を行うことです。 具体的には、相手の目標達成に必要な問題解決や成長促進を目的として、軌道修正や動機付けを促すコメントを行います。
と、ネットにあります。

　私も「２１世紀の医学」を読んで、浅見先生とお話して、フィードバックを毎月十数年やってきました。
　やってると、あれ？と言うことが何度もあって失敗して、軌道修正することも度々です。
　そんな学習のキッカケ作りにもなるように、なるべくわかりやすくマニュアルを作っています。
　今、文字だけでＡ４、１６ページになっています。
　治療に興味を持っている一般の方にも「鍼灸師になろうかな？」と、動機づけにもなれば幸いです。

　さー、年始の仕事始めまでに作り上げるぞ！

あと数日治療を連日続けたかったのですが、休みに入るので昨日が最後になりました。続きは、正月明けです。

　肩コリはほとんど気にならない程度になっていますが、患者さんが最も改善があったのを確認したのが、背中と腰の張った重たさが無くなったことです。
　肝臓と腎臓の治療効果と考えられます。

　肝臓の治療で、腎臓の症状・圧痛がわかるようになって、次に、下腹部の婦人科・卵巣に痛みがあるのが腹診でわかるようになりました。

●痛みもですが、内臓も、最も悪いのを治療して良くなると、次の悪い内臓を見つけることができるようになります。

　婦人科の痛み、患者さんに下腹部の圧痛に指を添えてもらったまま、左三陰交にパイオネックスを貼りました。
　下腹部の圧痛は解消、左Ｆ井穴刺絡を婦人科の治療でやることにしました。

　治療は、メインの肝臓右Ｆ2Ｆ6、腎臓左右Ｆ３、婦人科の治療に左Ｆ２、交感神経抑制のＨ６Ｆ４、肩コリの治療に百会と百会の右頭部刺絡です。
　年末年始、お酒は止めることにしました！その間に、肝臓のメンテナンスをするためにアミノ酸「壷丸ごと」と「水素イオン」を毎日三粒飲んでもらうことにしました。

　酒飲みは、もともと肝臓が強いので、酒を止めて！肝臓の治療やアミノ酸を摂ると肝臓が弱い人よりも治りは良いのですが…酒が止められないと突然肝臓や膵臓の病気を発病してしまいます。
　みすみす自分の命を短くして、辛い闘病生活、痛みを訴えながら死ぬことになります。

■先日のライブセミナーで「二日酔い」をネットで調べ、酒で酔うとどうなるか？見てみると、最後は“死亡”でした。

４０歳代、男性。今年の祭りで左肩をぶつけたことがあります。

　その後に痛みは出なかったのですが、先日、鉄棒にぶら下がった後から左肩に痛みが出ます。
　前方拳上での痛みがあります。
　肘の内側に圧痛が二カ所、肺経と心包経です。
　円皮針パイオネックス0.6を貼ると少し楽になっています。

　Ｈ１Ｈ２井穴刺絡をすると前側の方の痛みは楽になっているのですが、治療後は後ろに痛みを感じています。
　後ろ側の経絡の小腸経Ｈ４、三焦経Ｈ５、大腸経Ｈ６井穴刺絡をするとほとんど痛みを感じなくなっていますが、まだ、何だか違和感があります。

　肩をぶつけているので…鎖骨を見ると左が上がっている？私が斜め下に鎖骨を軽く引っ張って平泳ぎをしてもらうこと３回、やった後は少しだけ楽になっています。
　もう一度、今度は５回平泳ぎ、さらに少しスムーズに動くようになっています。
　ここで止めて、しばらくしてまたやることに、近所の患者さんなので一時間したら来院してもらうことにしました。

60才代女性、腰痛で来院されました。

　動診では、左右の側屈と回転で腰に痛みが出ます。
　腹診では、ミゾオチ、左上腹部②、左腹部①、右下腹部に強い圧痛があります。
　お腹は患者さん自身で押さえても痛みを感じています。

　右下腹部の婦人科と考えられる圧痛に患者さんの指を置いたまま、右足の三陰交にパイオネックス0.6ミリを貼りましたら、圧痛は解消、動診をすると腰が少し楽になっています。

　左腹部①の圧痛は腎臓と考え左F3井穴刺絡「あー、腰が楽になってきています」と患者さん、動診でも痛みが半減しています。
　左上腹部の膵臓の圧痛(以前、膵臓の検査で指摘される)左Ｆ６井穴刺絡をすると圧痛が解消、腰痛もほとんど感じられなくなっています。
　ここまでの治療で残ったのはミゾオチの圧痛のみです。

　腎臓の治療の右Ｆ３、婦人科(卵巣？)の治療に右Ｆ２、膵臓の治療を補完するためとミゾオチの痛みの治療に左Ｆ１、交感神経の抑制にＨ６Ｆ４百会で終了。

　治療後はほぼ腰痛は改善しています、が、なかなかの内臓原因の腰痛！です。
　明日も治療した方が良いのですが、遠方からの来院なので？です。
　次回の来院まで治療効果を維持してもらいたいので、アミノ酸と水素のサンプルを飲んでいただくことに。

昨夜のライブはいかがでしたでしょうか？見ていただいて治療の参考にしていただけるように、試行錯誤をやっています。

　半分くらいはうまく行ったのかなと思います。
　やっぱりカメラマンがいると解決できることが多いように思います。
　お腹や足を写していたのは携帯からＺＯＯＭに入ったのを配信しました。
　Youtubeの画面を一つのなかで二画面にするか、それとも、別々の配信にするか迷いましたが、今回は二画面でやってみました。

　何かしらのライブをやられるときにはご参考にされてください。
　ここんとこトラブルを起こしていた音声・マイクは使用しませんでした。
　ワイヤレスマイクは、周波数が近いと干渉するので事前のチェックが必要ですね。

●失敗はまたやってしまう
　うまく行ったこと、成功例はなかなか同じ場面になることは少ないのですが、失敗は誰がやっても同じ失敗をすることになる可能性が高いと思います。
　なので、先輩の失敗は貴重で、後から行う人はそれを少し改善させるか、まったく違う方法でアプローチします。

　治療でも同様で、再現性の高い井穴刺絡の治療では、先輩の症例がとても貴重であり共有したい財産となります。
　特に失敗談、ヒヤリハットは、誰でもやってしまうことがあるので!