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70歳代、女性。右膝の痛みが、開脚時に出ます。たまにギックリ腰をやることがあります。

　患者さん自身が気になっているのが、盲腸手術の後遺症と腸骨の内側を押さえた時の痛みです。
　腰の動診ではどの方向でも痛みを感じることはありません。
　座位で、足を反対の膝に乗せて開脚すると膝頭に痛みが出ます。
　立位で盲腸・虫垂炎の手術痕の痛みを調べましたがありません。

　盲腸手術の後遺症、腸骨筋、開脚、膝頭の痛みを考えました。
　盲腸手術の後遺症の治療は右Ｆ１Ｆ６
　腸骨筋は右Ｆ５とＦ２も？
　膝頭の痛みはＦ１脾経上です。

　盲腸手術痕の癒着などに伴う痛みが脾経上の膝に出ることはよくあるので、手術部に圧痛が無かったから違うかな（ハズレ）と考えながらも右Ｆ１Ｆ６井穴刺絡をやりましたが、ほんの少し良いかな？程度でした。

　患者さんが気になっている腸骨筋（腸骨内側）は、経絡として考えると胆経が通るか？Ｆ５せいけつ刺絡をやってみましたが、まったく改善ありません。

　となると、開脚での動きで痛みが出ていることを考えると肝経Ｆ２です。
　３０先の刺絡をやっては開脚で確認を５回やったところで症状の変化はなくなりましたが、随分と痛みは解消されています。

　まだ、少しだけ膝頭に痛みが残っているので、右足親指の圧痛を調べると激痛の一点があり、私が軽く押さえるとほとんど痛み無く開脚できます→パイオネッスク0.6を貼ると、さらに改善、左足親指の同位置に５番針シーソー法を一回だけやりました。
もう、ちょっとだけになったので、さらに肝経上を探すと三陰交やや上に強い圧痛があったので
　パイオネックス0.6を貼って治療を終了です。

　股関節の筋肉が硬くなっている、筋力不足も考えられるので、なにか運動をするようにおススメしました。

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大阪は、残りが２名となっています。

ご希望の方は、お早めにご連絡ください。
scinamasu@ybb.ne.jp

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７０歳代、女性。生理痛もあったり、頭痛もあったり若い頃から副交感が優位です。家族にも副交感の症状(過敏)を持っている人がいます。

　生理痛や頭痛は、出産後からは改善しています。
　現在は、左足の親指の違和感(時々痛み、時々カユミ)です。
　●違和感は左足の親指の付け根（つま先）

　まず、何で左足の親指？を考えました。
　ケガや筋肉系ではなさそう、痛みで歩けないことはないのです。
　実害の無い痛み→過敏?
　腹診では、右の下腹部(卵巣?)に圧痛がありましたが、左三陰交でやや鎮痛、残りの痛みは右Ｆ１Ｆ２Ｆ３せいけつ刺絡をしました。

　何か、右の卵巣の症状のバランスを取るために左に無害な痛みを作り出しているのか？
　と、考えて、シーソー法＝左足と同位置の右足の親指の付け根（つま先）を強く押さえると、左のお指の感じが変化しました。
　シーソー法が適応と考え、右足の裏の親指の付け根（つま先）に５番針をやや斜めに１センチほど刺して直ぐに抜く（即刺即抜）をしました。

　シーソー法の後は左足の痛みはほとんど感じられなくなりました。
　パイオネックスが良いのか？0.6ミリを左足の痛みに貼ると、痛みが再燃しましたのですぐに外しました。
　先ほど５番針を刺した右足にパイオネックス1.2ミリを貼って１０回足踏みをしてもらうと、左足の痛みは消失、治療を終了しました。
　1.2ミリは２０分後に外す。

皆さん迷われるのが、どの治療、どの井穴を最初にするか？

　これについては、たくさんご質問をいただきます。
　では、二手目は、どうしましょう？の質問もです。
　答えようがないですね、患者さんによって違う、百人の患者さんに百通りの治療ですから“これが”と言うのは、患者さんを一緒に診てとなります。


　せいけつ刺絡実技講習会では、モデルになっていただいた方の問診、動診、腹診を皆さんと一緒にやって、さて、どこから治療するかを決めていく、その手順をやっています。
　参加された方が、各々に「これからやってみよう」と考えてもらって、私も考えて治療を始めます。
　おおよそ間違えることはないのですが(たまに思ってもみない結果も)、皆さんが考えている答えとは違うことを私がやるのを見て「はー、なるほど、そうなるのか!」と
　時には、皆さんに問い「このモデルさん、どこからやりましょう」なんてことも、お勉強なのでやっています。

　どうぞ、実技講習会にご参加いただいて、目の前で見ていただければ楽しいと思います。
　YouTubeをライブ配信しているので、お忙しい方はそれでも良いのですが、やっぱり生で見るのは違うと参加された方は言われることが多いですね。
　それはそうです、カメラは一個なんですからね。

　時間ができたら、動画を作ります。

もちまるさん、こんにちは。気にされないでください、すみません、まったく覚えていません。言葉がきつかったようでしたらごめんなさい。

　さて、どうもたくさん治療をされているようで、難しいと感じる患者さん程的を絞ってやらないと、あっちとこっちの治療で相殺してしまうことがあります。
　患者さんの病気や症状を見極めて、ココ！と言う所を決められると良いと思います。

　「よーし、がんばってやるぞ!」と、勢い込んでやって、あれもやった、これもやった、それもやった、でも芳しくないと、質問を受けることがよくあるのですが、“やり過ぎ”かもしれません。
　何かやったところで反応があれば、まずは、それをしっかり治療して、次が見えたらそれを治療する…治療と言っても鍼灸師が治すわけでは無く、患者さんの治る力を引き出しているだけですので、どのように反応しているかが目安です。

　肘と太もも内側上方にアトピー様の皮膚湿疹の患者さん、やはり、やり過ぎているのだと思います。
　浅見鉄男先生も瞑眩現象は、治療過多で相反作用が出ているためと言われていました。
　もし、できれば、指圧の日は指圧、鍼の日は鍼、せいけつ刺絡の日はせいけつ刺絡とされたほうが治療の効果もわかりやすいですし、治療が過ぎることも無いように思います。

　橋本病のお薬を10数年飲んでいる女性の患者さん、私もみないとわかりません。
　薬の作用・副作用がどのくらい出ているのか？不眠の原因は何か?調べて、考えてからでないと判断ができません。
　患者さんは、何で悩んでいるのですか？主訴は何ですか？
　それを考えてください。

　大分県のドローンの仕事の患者さん、どうでしょう、来られたような気もしますし、、、わかりません。
　ご紹介いただいてありがとうございます。